いまや、ショッピングモールや飲食店だけではなく、公衆トイレなどでも見かけることが増えてきた「温水洗浄便座」。
最近では賃貸物件の設備に温水洗浄便座が備えられている物件も増えてきています。
このようにあらゆる場所で見るようになり、需要が高まっている温水洗浄便座。ですが、一人暮らしで賃貸住まいの場合ははたして必要なのでしょうか?
そこで今回は、温水洗浄便座のメリット・デメリットについてご紹介しますので、ぜひお部屋探しの参考にしてみてくださいね!
温水洗浄便座とは?
温水洗浄便座というのは、ノズルから出てくる温水によっておしりなどを洗浄することができる機能をもつ便座のことです。
ショッピングモールや飲食店、企業内のトイレなど様々な場所に幅広く普及しており、近年では自宅のトイレに設置しているご家庭も増えています。
とは言っても、温水洗浄便座とだけ聞いても何のことかイマイチ分からない方もいるかもしれません。これは、一般的に「ウォシュレット」や「シャワートイレ」と呼ばれているものです。
なぜ呼び方がたくさんあるのかというと、ウォシュレットはTOTO、シャワートイレはLIXILが商標登録している名称になり、どちらも温水洗浄便座のことを指しています。
ウォシュレットやシャワートイレの方が、聞き慣れているかもしれませんね。
メリット① トイレットペーパーを節約できる
ノズルから出てくる温水でおしりをキレイに洗い流せるので、トイレットペーパーを使う量も減らすことができます。トイレットペーパー代の節約にもつながり、資源を大切にできるのもメリットのひとつです。
また、トイレットペーパーを使う量が減るのでトイレが詰まりにくくなります。
メリット② 衛生的
毎回、温水でおしりをキレイに洗い流すことができるのでとても衛生的です。おしりの汚れが残ったままだと、感染症などにかかるリスクが高まる可能性があるので、さきにおしりを温水で洗い流し、できるだけ便に手を触れないことで予防することができます。
メリット③ 便座があたたかい
寒い季節は特に重宝するのがこの機能です。多くの温水洗浄便座は便座をあたためる機能も付いているので、冷たい便座に座った時のイヤな感じがなくなります。
温水洗浄便座付き賃貸物件のデメリット
デメリット① 水圧の調節が必要
水圧が強いとおしりの皮膚を痛めてしまったり、痔を悪化させてしまう可能性があります。さらに、水圧が強すぎると水が周囲に飛び散ってしまうので衛生的にもよくありません。
水圧は弱めで十分なので、調節する必要があります。
デメリット② 水漏れの恐れがある
給水ホースとのつなぎ目の緩みやパッキンなどの劣化によって水漏れが起きるケースがあります。水漏れを放置しておくと、カビや漏水によって水道代がかさむなどの問題も出てくるので要注意です。
デメリット③ 掃除の手間がかかる
衛生的に使うためには、定期的に掃除することが大切です。ノズルなどの細かい部品が多い温水洗浄便座は、通常の便器よりも掃除の手間がかかるということを頭の中に入れておきましょう。 温水洗浄便座は自分で取り付けても良い?
温水洗浄便座が付いていない物件に住んでいて、あとから欲しくなり自分でお金を出して温水洗浄便座を
取り付けることは可能です。ただし、賃貸物件はあくまで大家さんの持ち物になるので、勝手に取り付けることができません。
もし、あとから取り付けたい場合は必ず大家さんまたは管理会社へ連絡しましょう。
最近では、インターネット通販で安価な温水洗浄便座を購入することができるようになり、買って自分で取り付けようと考える方も少なくはないですが、素人が設置すると水漏れの原因になる可能性があるので、取り付け専門の会社さんに依頼をするようにと言われることがあります。
また、温水洗浄便座を新しく取り付けた場合に、取り外した便座は捨てても良いと思われがちですが、原則として賃貸物件を退去する際は現状に戻して引き渡すことになるので、大家さんから便座を保管するように指示されることがあるので要注意です。
賃貸物件によっては許可が降りない場合もあるので、大家さんや管理会社と設置方法や契約上の取り扱いについてしっかりと話し合いをし、トラブルを避けるようにしましょう。
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まとめ
今回は、温水洗浄便座についてご紹介しました。いかがでしょうか。
おしりを温水で洗浄することができるので衛生的ですが、その分掃除の手間がかかってしまいます。
メリット・デメリットを踏まえた上で、必要であれば賃貸物件を探す条件に含めても良さそうですね。
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