アパートやマンションのような複数の世帯が住んでいる集合住宅では、たびたび騒音によるトラブルが発生しています。
ストレスに感じてしまうほか、そのまま放っておくと近隣同士の不信感が高まり傷害事件へと発展してしまうという事例もありますので、深刻化してしまう前にしっかり対策することがとても重要です。
そこで今回は、賃貸物件における騒音トラブルになりやすい音についてと騒音トラブルを避けるために出来ることについてご紹介します。
騒音トラブルはなぜ起きる？
具体的になぜ騒音トラブルが起きてしまうのでしょうか。集合住宅においての騒音トラブルでよくあるケースをいくつかご紹介します。
▷日常的な生活音(洗濯機や掃除機の音など)
日常的な生活音でも騒音と感じ取られてしまうケースがあります。特に掃除機や洗濯機の音は、それなりに大きな音が出るので、夜間や深夜に使用するとその音がトラブルに繋がることがあります。
▷テレビや音楽の音
▷足音や話し声
足音や話し声も騒音トラブルを引き起こしやすい原因の1つで、その中でも意外に多いのが子どもの足音や声なのです。基本的に子どもは声が高く大きな金切り声が近隣に響いてしまったり、走り回る音などが下階へと伝わり騒音トラブルに発展してしまいます。
また、喧嘩などの怒鳴り声や叱り声は騒音だけではなく、近隣住民に不安を与えてしまいます。
なかなか自分では気付きにくいこともありますが、度が過ぎると警察が来てしまう可能性もありますので、いま一度注意しましょう。
騒音トラブルを避けるためのポイント
騒音トラブルでよくあるケースをご紹介しましたが、騒音トラブルを避けるためにできることはあるのでしょうか？物件探しをする際のいくつかのポイントをご紹介します。
▷騒音によるトラブルがないか確認する
不動産屋に行かれた際に、過去にその物件で騒音によるトラブルがあったかどうかを確認してみましょう。たとえば「今住んでいる物件で騒音に悩まされていて引越しを考えているのですが、この物件では騒音トラブルはないですか？」などと聞いてみると良さそうです。
▷最上階や角部屋の部屋を選ぶ
最上階は上階がなく、角部屋は両隣ではなく片方にしか住居がないので、比較的騒音による影響を受けにくくなっています。
ですが、小さな子どもがいるご家庭は2階以上に住むと階下に音が伝わりやすくなってしまうことがあるので、物件選びの際は一度不動産屋さんに相談してみてください。
▷防音性の高い構造の物件を選ぶ
騒音が気になるようであれば、防音に優れている物件を選ぶようにしましょう。
鉄骨コンクリート造(または鉄骨鉄筋コンクリート)>鉄骨造>木造 の順に、防音に優れている造りとなっています。
このなかで、最も防音性に優れている鉄筋コンクリート造は、鉄の骨組みにコンクリートを流していて壁の密度が高いので遮音性が高いので、生活音が周囲の部屋に響いて迷惑をかける可能性は少ないと言えます。
木造は最も防音性が低く、壁が薄いので音が伝わりやすいです。隣人の話し声やテレビの音から物を動かす音までもが聞こえてくる…という物件もあるので注意しましょう。
また、鉄骨造はこれらの中間くらいで木造に比べて遮音性はありますが、鉄筋コンクリート造よりも劣ってしまいます。
まとめ
今回は、賃貸物件での騒音トラブルを避けるためにできることをご紹介しました。
もちろん騒音対策をすることも大切ですが、自分が騒音の元にならないように配慮することも忘れてはいけません。
夜遅い時間帯に洗濯機を動かしたり、友人を招いてどんちゃん騒ぎをしたりということがないように共同生活のルールをしっかり守りましょう！
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