賃貸物件を選ぶ際によく見かける「バルコニー」と「ベランダ」という表記。これらの違いが何かご存知でしょうか?
「天気が良い日はバルコニーでお茶したいな♪」「急に雨が降ってきた!ベランダの洗濯物取り込まなきゃ!」
このように、普段の生活の中でもよく出てくる言葉ですが、この2つの違いが何なのか気になりますよね。
そこで今回は、バルコニーとベランダの違いについてご紹介します。ぜひお部屋探しの参考にしてみてくださいね!
「バルコニー」「ベランダ」それぞれの定義
「ベランダの洗濯物取り込んどいて!」「バルコニーで野菜を育ててるんです!」
日常生活の中で、何気なく使っている言葉ですが、これらの違いが何なのか改めて聞かれても答えられないという方も多いのではないでしょうか。それぞれの定義についてご紹介いたします。
▷バルコニーとは?
バルコニーというのは、2階以上の室外に張り出した屋根のない手すり付きのスペースのことを言います。このスペースのためだけに「屋根」が付けられているのかどうかがポイントになります。
戸建て住宅に多く見られるタイプのもので、通常のバルコニーよりも広いのでテーブルなどの家具を置くことができて、開放的な雰囲気を楽しむことができます。
最上階の住戸でよく見かけるルーフバルコニーというのは、下階の屋根を利用した広いスペースのバルコニーのことです。
ベランダというのは、2階以上の室外に張り出していて屋根が設けられているスペースのことを言います。
屋根となる部分は上階のベランダの床部分になることが多く、マンションやアパートにおいては構造上、ベランダが備えられていることが多いです。
ベランダもバルコニーも同じようなスペースではあるが、大きな違いというのは屋根があるかないかということになります。バルコニーだと思っていたけど、実はベランダだったというのもよくあるケースです。
テラスというのは、建物の1階の外側に突き出して作られた床のあるスペースのことを指します。地面よりも一段高くなった台のようになった部分で、室内の窓や扉とつながっています。
マンションによっては、このテラスに加えて専用庭が付いている物件もあり、テーブルやイスなどを置いてリビングの延長として利用されています。
バルコニーやベランダは自分の部屋からしか入ることができないので"自分専用"と思われる方が多いかと思います。
ですが、マンションなどの集合住宅ではバルコニーやベランダは共用部分の扱いになるのです。
専有部分である自宅住戸内は自分好みにインテリアを変えたりすることができますが、共用部分では勝手に仕様を変えたりすることはできません。住んでいるマンションの管理規約を守った使い方が求められます。
よくあるダメな例は、隣住戸との境は薄い板で仕切られていて、火災などの災害時に避難路として使うために簡単に蹴破れるように作られています。そのため、避難通路を塞ぐような物を置いてはいけないことになっています。
最近では、賃貸物件の管理規約でバルコニーやベランダでの喫煙が禁止されていたり、外観のイメージを崩さないために手すりに布団をかけて干すことを禁止しているマンションなどもあります。
気持ちとしては専有部分ではありますが、あくまでもバルコニーやベランダはマンションの共有部分であるということを認識しておきましょう。
まとめ
今回はバルコニーとベランダの違いについてご紹介しました。
マンションなどの集合住宅では、たとえ専有部分であったとしても上下左右の住人に対する気遣いは大切です。
専有部分だと思われがちなバルコニーやベランダが共有部分にあたるので、使い方については住んでいる賃貸物件の管理規約を守らなければなりません。
お互いに気持ち良く住んでいけるように心がけるようにしましょう。
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