お部屋探しを始める理想のタイミングは、入居の1～2ヶ月前からだと言われています。
しかし、家庭や仕事の事情で急な引越しをしなければならない場合には、お部屋探しにそれほど時間をかけることはできませんよね。
かと言って、急いで飛び込みで不動産屋に行ってもちゃんとお部屋探しをすることができるのでしょうか。
今回は、飛び込みで不動産屋に来店する際の注意点についてご紹介します。ぜひお部屋探しの参考にしてみてくださいね！
不動産屋は予約してから行ったほうが良い？
不動産屋に行く場合は、できるだけ事前に予約をしてから行ったほうが良いでしょう。
予約をしていない呼び込みでのご来店でも対応はしていただけますが、やはりデメリットもあるのであまりおすすめはしません。
ここでは、来店予約をするメリットと予約をせずに来店するデメリットをご紹介いたします。
来店予約をするメリット
待ち時間がほとんどない
あらかじめ来店する日時の段取りをとっておけば、不動産屋はスタッフのスケジュールを合わせてくれるので待たされることはまずありません。
混雑時でもしっかり時間を取ってもらえる
予約をして来店すると真剣にお部屋探しをしているという意思が伝わるので、スタッフもちゃんとした対応をしてくれることが多いです。
もし来店した後に混雑しはじめても、予約していただいたお客様への対応時間が削られるということはありません。
あらかじめ希望条件に合う物件を用意してくれる
来店予約をする際にどのエリアでどんな物件を探しているのか、ある程度の条件を伝えておくと希望に近いお部屋を前もって用意することができます。
用意された物件をその日に内覧することができる
来店する日時と希望条件を伝えておくと、当日に内覧できるように事前に準備をしてもらえます。
賃貸情報サイトなどで気になる物件があった場合は、予約をする際に物件名などを伝えておくと内覧までスムーズに行うことができます。
来店予約をしないデメリット
混んでいると待たされる可能性がある
不動産屋の店舗内が混雑している時に飛び込み来店をすると待たされる可能性があります。
特に1～3月の繁忙期には、営業スタッフが手一杯になり、急な飛び込み来店に十分な対応ができない場合もあります。
希望条件に合う物件の準備ができない
事前に来店予約をしている方は、あらかじめ希望条件などを聞いているので、その条件に合う物件候補をいくつか準備していますが、飛び込みでの来店となると、その場で希望条件の聞き取りからはじまるので、時間がかかってしまいます。
当日に内覧ができない場合がある
気に入った物件を見つけることができても、その日のうちに内覧できない場合もあります。
物件の管理者が不在であれば、鍵を借りることができないので、内覧を別の日に設けなければなりません。
飛び込みで来店したらお目当ての物件が埋まっていた
事前に予約をしている場合に、お目当ての物件が空いているのかどうかを教えてもらえますが、飛び込みで行ってしまうと、来店した時には他の方が申し込みをしていたという事もよくあります。
また、予約時には物件が空いていないのにも関わらず「空いています」と言われる可能性もゼロとは言い切れませんが、それでも事前に来店予約をしておくとそのようなリスクを軽減することはできるかと思います。
お部屋探しは4～8月がオススメ
不動産業界は、4～8月が閑散期になるので、お部屋探しをしている人が比較的少ないです。
時間に余裕がある営業スタッフが多いので、気になるお部屋をたくさん見せてもらえることが多いです。
時間帯は開店直後がオススメ
夕方は、午前中や午後の時間帯と比べて混雑する場合があります。会社勤めの方が仕事帰りに来店することが多いためです。
また、お昼にはスタッフが休憩をとっていて不在という場合もあるので、確実に対応してもらうなら開店直後がオススメです。
水曜日はほとんどお休み
一般的に、不動産屋さんは水曜日を定休日にしているところが多いので、水曜日に不動産屋をまわろうとしてもほとんど空いていません。
水曜日でも営業をしている不動産屋もなかにはありますが、確実に来店をしたい場合は事前に電話をして確認するようにしましょう。
ちなみに、なぜ水曜日に休むのか理由はいくつかあるようですが、一番よく聞くのは「契約が「水」に流されないように」という縁起担ぎの意味が込められているということです。
不動産屋へ行く前に決めておくこと
効率よくお部屋探しをするためには、不動産屋へ行く前にあらかじめ準備をしておきましょう。
ここでは、事前に決めておくべき項目をご紹介していきます。
通勤や通学で電車を利用する方は、最寄り駅までの距離から引越し先のエリアを決めましょう。
最寄り駅については、職場や学校までのアクセスの良さ、周辺環境の利便性などが見ておくべきポイントになります。
家賃は賃貸物件を探すうえで最も重要な項目と言っても過言ではありません。無理のない家賃の目安は「手取り収入の3分の1以下」だと言われています。
また、家賃の他にかかってくる初期費用も賃貸物件を借りる上では、ある程度まとまったお金が必要になります。
初期費用は物件によっても大きく異なるものの、家賃を基準に計算され、一般的には「賃貸の4～7ヶ月分」が目安とされています。
間取りや設備についても、事前に大まかな条件を絞っておくと、お部屋探しをスムーズに行うことができます。
設備は人によってこだわるポイントが異なる部分なので、細かく決めておくほうが無難です。
たとえば、「バス・トイレ別」「階数は2階以上」「オートロック付き」のように、条件にはさまざまな種類があるので、どうしても必要なものから優先順位を決めておきましょう。
まとめ
今回は、飛び込みで不動産屋に来店する際の注意点についてご紹介しました。
急なお部屋探しで飛び込みでご来店されるお客様も多いですが、やはり予約をして来店した方がお部屋探しには有利に運ぶことが多いです。
事前に希望条件を整理するなどの準備をしておくと、スムーズにお部屋探しを行うことができます。
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