賃貸物件を探す際の基準は人それぞれありますが、「駅から物件まで徒歩で何分かかるのか」を重視して探している方も多いはず。
特に、通勤や通学で毎日電車を利用しているならなおさらですよね。駅近であればあるほど、そのニーズは高く人気の条件になります。
ですが、賃貸情報サイトなどに記載されている「駅から徒歩○分」って正確なの?と思われた方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、駅から物件までの時間がどういう基準で定められているのかについてご紹介します。
ぜひ、お部屋探しの参考にしてみてくださいね!
徒歩所要時間とは?
賃貸情報サイトなどでは、駅から徒歩3分と掲載されている物件でも、いざ実際に歩いてみると3分以上かかったという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。この"駅から徒歩3分"というのは、不動産業界で決められたルールを基準に算出されているのです。
不動産用語には、"徒歩所要時間"というのがあり、最寄り駅から物件まで歩いてかかる時間のことを意味します。
所要時間の算出基準について
◆算出基準・徒歩1分=80mで計算する(80m未満は切り上げ)・「駅の最寄り出入り口」から「物件の一番近い敷地部分」までの距離・信号や踏切、歩道橋などは時間に含まれない
徒歩1分=80mは、健康な女性がハイヒールを履いて歩いくスピードを基準としています。
たとえば、駅から物件までの距離が80m未満であった場合、1分未満は切り上げになるので、徒歩0分ではなく「徒歩1分」となります。
また、所要時間を算出するための距離は"駅の出入口"から"物件の一番近い敷地部分"になるので、エントランスから自宅までの距離や移動の際に利用するエレベーターや階段などは時間には含まれません。
敷地内や施設内での移動距離が考慮されていないので、物件情報では"徒歩3分"であっても、実際に改札を出てから歩いて自宅に着くまでに10分以上かかることもよくあることです。
物件を決める際に公正に物件を判断できるように、明確な基準が決められていますが、歩くスピードは人それぞれ異なり天候などによっても大きく変わることもあります。あくまでも目安の時間として考えると良さそうですね。
所要時間の計算方法の例
徒歩所要時間の算出基準について解説しました。次に、いくつか例をあげて徒歩所要時間を計算してみましょう。
例1)駅から物件まで200mの場合
計算方法はとても簡単で、徒歩1分=80mなので、200(m)を80(m)で割るだけです。
200(m)÷80(m) = 2.5(分)
1分未満は切り上げになるので、最寄り駅から物件までは"徒歩3分"になります。
例2)駅から物件まで500mあり、信号待ちが1分あった場合
信号や踏切などの待ち時間などは計算に含まれません。
500(m)÷80(m) = 6.25(分)
なので、500mの距離の場合は最寄り駅から物件までは"徒歩7分"となります。
例3)駅から物件まで400mで、部屋に着くまでに2分かかる場合
「駅の最寄り出入り口」から「物件の一番近い敷地部分」までの距離が基準となっているので、敷地内から部屋に移動するまでの時間は含まれません。
400(m)÷80(m) = 5(分)
なので、距離が400mであれば最寄り駅から物件までは「徒歩5分」となります。
まとめ
今回は、駅から物件までの所要時間についてご紹介しました。
「駅から物件まで徒歩3分」と言っても、人によって歩くスピードや歩幅は異なり、天候などでも大きく左右されるので、あくまでも目安の時間であることを理解しておきましょう。
実際に自分のスピードで歩いてどのくらいかかるのか気になるようであれば、確かめてみるのも一つの手だと思います。住んでから後悔しないようにしっかり見ておきましょう。
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